
自然派ママにおすすめ♡親子で楽しめる自然体験活動を行う「おやこで森の時間」代表蓑原聡子さんへインタビュー!
今回は、大分県由布市挾間町で親子で参加できる自然体験活動を行う「おやこで森の時間」代表の簔原聡子(みのはらあきこ)さんにインタビューを行いました。「おやこで森の時間」の活動内容や自然体験活動のメリットなどについて、具体的なお話を伺いましたよ♡
自然と触れ合うことでもたらされるたくさんの恵とは一体何なのでしょうか?簑原さん、詳しく教えてください!!
自然体験を通して、自分や人、地球に優しくできる思いやりの心を育むことができる
編集部――まずはじめに、「おやこで森の時間」の活動内容を教えてください!
簑原――「おやこで森の時間」は、自然を楽しみ、自然に感謝し、自然と共生を…をコンセプトにしています。平日未就園児親子対象の「おさんぽ会」では一年を通して同じメンバーで季節や自然を感じながら自然観察をしたり、「季節のおひるごはんの会」ではお昼ご飯を作り大勢で食卓を囲むということをしています。週末には、様々なアプローチから自然を楽しむ活動をしています。季節の草花を描く色鉛筆教室や木工教室、こども山登りの会、そうめん流し、自然観察会、味噌作りなどなどです。
編集部――自然をキーワードに様々な活動をされているんですね。発足したきっかけはなんですか?
簑原――元々自然が大好き!自分の子育てに悩んでいた頃に自然へ出かけることで、心にゆとりを持って、子どもに接することができると感じていました。
由布岳を望む今の場所(由布市挾間町赤野)が気に入って家を建てる時に「目の前に広がる大自然を多くの人達と共有して楽しみながら子育てをしたい」と思ったのがきっかけです。
編集部――活動によっては赤野のご自宅を開放することもあるそうですが、初対面の方を自宅に上げることに抵抗はないですか?
簑原――自分も子育てをしながら活動をしていたので、子どもと一対一で悶々と過ごすより、多くの方に来ていただいて自然を一緒に楽しめることは喜びの方が大きいです。
編集部――(心の広い簑原さんにしばし関心するモリタ)では次に、自然体験活動のメリットをズバリ教えて欲しいです!
簑原――子育ては大変だけど、自然へ出かけて少し遠くの景色を見るだけで心にゆとりが持てます。自然の中では、初めての人同士も自然と笑顔が生まれ、夢中になって花の蜜を吸ったり虫を追いかける姿は子どもも大人も同じ。コミュニケーションを図るのには自然の中が一番です。また、自然を楽しむことで、自然に興味を持ち、環境のことを考えるきっかけになったりもします。自然体験を通して、自分や人、地球に優しくできる思いやりの心を育んでいると思います。整備された平坦な雑草ひとつない公園では味わえないワクワクが「おやこで森の時間」のフィールドにはあるんですよ。
編集部――簑原さんが感じる、自然体験活動をした後の子どもやママさんたちの良い変化はありますか?
簑原――自然体験では五感をフルに使います。不自然なことや物があふれる日常で、今まで気付かなかったことに気付いたり、眠っていた感覚が目覚めて優れてくるようです。その気付きは、物を大切にすることや、ご飯を感謝して食べることにつながったり、季節のお花が咲くことに小さな幸せを感じたり、日々の生活にも変化をもたらしています。何よりママ達の表情が明るくなり、子ども達の目が輝いてくることを実感しています。
編集部――確かに自然の空気を吸うと、なぜか疲れた体や頭の中がスッキリしてきますよね。それが五感が目覚める感覚なんでしょうか。もっとその感覚を増やしていけば、簑原さんが言う日々の生活の変化に繋がっていくのかもしれませんね。
さて、人気のある活動にはどういったものがありますか?
簑原――「おさんぽ会」は、一年を通して活動する中で子どもの成長や四季の変化を感じられることもあり人気があります。歩くコースは同じですが、不思議と毎回違う発見があるんです。雨の日はカッパを着てお散歩したり…。
編集部――楽しそうですね♪
簑原――それから、おさんぽ会では修了時に活動中の写真をまとめたDVDをプレゼントしています。
編集部――お散歩の記録ノートやDVDは後々とてもいい記念になりますよね。子どもが大きくなった時に見返し涙したりして…すみません!妄想が止まりません!(笑)
ところで、簑原さんはこういった活動をされているのでもともと子どもがお好きなんでしょうか?
簑原――いえ、実はそうではないんです(笑)先程もお話しましたが、子育てをする中で分からないこと、大変なことがいっぱいあって…。だからこそ、同じ悩みを持つお母さんたちと自然の中で一緒に子育てをしたいという思いがあります。
編集部――それは意外です!でも、簑原さんの活動が、たくさんの子育て中のお母さんの元気の源となっている気がします。
活動中は子どもよりも大人の方がキラキラと楽しんでいる事が多いという話も納得できます。私もご近所だったら毎日でも子どもを連れてお邪魔したいですもん(笑)
最後に、今年8年目を迎える「おやこで森の時間」ですが、今後の活動の目標などはありますか?
簑原――今までは親子対象の活動を主にしてきましたが、枠を広げて、お年寄りから赤ちゃんまで、誰でも参加できる場を作り、もっと多くの人に自然の面白さを伝えていきたいです!
編集部――おおーーー!とても素敵です!世代を超えた人たちが寄り添える場所作りを目指して、これからも頑張ってください!
取材を終えて
第一印象は、「小柄なのに、パワフル!」でした。
表現がとても難しいんですが、女性らしさの裏側に「もっと日本の未来を良くしたい!」という使命感を持っているような印象を受けたんですね。要するに、カッコイイんです。
私も子どもにはなるべく自然に親しんで成長して欲しいと思っていますが、現実はなかなかそういう機会がない。あったとしても、モジモジしてしまって参加できなかったり…(人見知りなのでそうなる)。でも「おやこで森の時間」なら、色々と難しいことを考える必要がない。簑原さんが全てをどーんと受け止めてくれるから。
今や赤野の自宅を飛び出して障害者支援施設でイベントを行うなど(「Akanoマルシェ」のイベント報告はこちらから)、地域を巻き込みながら成長を続ける「おやこで森の時間」。ママメイドは簑原さんの活動を今後も注目していきたいと思います!

代表の簑原聡子さん。イベントの段取りをテキパキとこなし、参加者のみなさんが楽しめるよう影からしっかりサポート。おやこで森の時間の懐の深さは簑原さんにあり♡

リビングに入りきれないほどたくさんの親子で賑わっています。初めて参加してもアットホームな雰囲気だからリラックスして楽しめますよ♡

赤野の大自然の中を散策すると、子どもはもちろん大人も童心に返って楽しめます!

木馬やおもちゃなどもあり、小さな子どもも飽きずに遊んでくれます。
Information基本情報
おやこで森の時間
- 住所/大分県由布市挾間町赤野784-8
- 電話番号/090-5425-2012(代表 蓑簑原聡子)